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家具を壁へ寄せたいのに、コンセントへ挿したプラグが当たって数cmの隙間ができることがあります。無理に家具を押し込むと、プラグや電源コードへ力がかかるため、出っ張りを減らしつつコードを圧迫しない配線が必要です。
対策は、壁コンセントから使うコードが1本だけか、複数機器へ電源を取りたいかで分けると選択肢が明確になります。
| 使い方 | 向いている対策 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 1本のコードだけ向きを変えたい | L字・縦型スペースアダプタ | コードを下・横のどちらへ逃がすか |
| 複数機器へ電源を取りたい | スイングプラグ付き電源タップ | 口数、コード長、合計消費電力 |
家具を完全に壁へ密着させることを目的にせず、プラグ・コードへ無理な力がかからず、あとから点検できる配置を前提に選びます。
家具裏のコンセントはプラグの向きを変えると出っ張りを減らせる
一般的なまっすぐ差すプラグは、壁からプラグ本体とコードが手前へ出ます。家具の背面とコンセントが近いと、この出っ張りが家具に当たり、壁との間に隙間ができます。
ここで家具を押し込んでコードを折り曲げるのではなく、プラグの向きを下や横へ変えると、壁から手前へ出る量を減らせます。
まず確認したいのは次の3点です。
- 壁コンセントから使うコードは1本だけか
- コードを下向き・横向きのどちらへ逃がせるか
- 家具を動かさずにプラグやコンセントを点検できるか
別のコンセントへ配線を変えられる場合や、家具の位置を少しずらせる場合は、その方法も含めて検討します。用品を使う場合でも、コードを家具で挟まないことが前提です。
1本だけならL字・縦型アダプタでコードを下へ逃がす
壁コンセントから使うコードが1本だけなら、コンセントとプラグの間へL字型のアダプタを入れ、コードの向きを変える方法があります。
サンワサプライの「スペースアダプタ たて型 2個入り」は、壁コンセントからコードを真下へ配線するタイプです。2P・1個口で、定格は15A・125V、1500Wまで。サイズは幅24×奥行43×高さ18mmです。
このタイプで確認したいのはコードを逃がす方向です。たて型は真下へ配線するため、家具の脚や巾木、床との位置関係によっては横向きの方が合う場合があります。
また、1個口なので、壁コンセントから複数機器へ電源を取りたい用途とは役割が異なります。
複数機器ならスイングプラグ付き電源タップを使う
テレビ台やデスク周りなど、家具裏のコンセントから複数の機器へ電源を取りたい場合は、壁側のプラグを寝かせられるスイングプラグ付き電源タップが候補になります。
エレコムの「180°スイングプラグ電源タップ 4個口 1m」は、4個口・コード長1mで、プラグを180°動かせます。定格は125V・15A、合計1500Wまでです。
タップ本体まで家具の裏へ押し込むのではなく、壁側のプラグだけ出っ張りを抑え、タップ本体は手が届く位置へ逃がすと、抜き差しや点検を家具の外から行えます。
選ぶときは、必要な口数だけでなく、家具の外へタップ本体を出せるコード長も確認します。この商品には、ほこりシャッター、雷ガード、個別スイッチは付いていません。これらを重視する場合は、同じスイングプラグ系でも機能の有無を比較します。

家具を壁へ寄せる前に確認したい4つのこと
プラグやコードを家具で押さえつけない
電源コードは、家具の下敷きや繰り返しの折り曲げによって内部で断線し、異常発熱や発火につながる事故が報告されています。
L字アダプタやスイングプラグを使っても、家具を押し付けてコードへ力がかかる状態では意味がありません。家具と配線の間には、コードが自然に曲がる余裕を残します。
合計消費電力を定格内に収める
今回紹介する2商品はいずれも1500Wまでですが、電源タップでは接続する機器の合計で考えます。
複数機器をつなぐ場合は、タップの口数が余っていても定格を超えないようにします。消費電力が大きい機器を接続する場合は、その機器の取扱説明書や注意事項も確認します。
隠れたコンセントのほこりを点検できるようにする
家具の裏に隠れるコンセントは、普段目に入りにくくなります。プラグ周辺へほこりがたまっていないか、差し込みが緩んでいないかを定期的に確認できる配置にします。
家具を動かさないと一切見えない場所では、点検のたびに大きな手間がかかります。タップ本体を家具の外へ出すなど、日常的に確認できる位置を作る方法もあります。
縦型・横型は家具の形に合わせる
同じL字タイプでも、コードを真下へ逃がす製品と横へ逃がす製品があります。
床に近いコンセントでは、下向きにするとコードが床や巾木へ当たる場合があります。家具の脚、背板、巾木、コンセント位置を見て、コードが無理なく通る方向を選びます。
よくある質問
家具裏のコンセントを完全に隠しても大丈夫ですか?
プラグやコードを家具で圧迫せず、あとからほこり・緩み・変形を点検できる配置にします。家具を壁へ密着させることより、配線へ無理な力がかからないことを優先します。
L字アダプタとスイングプラグ付き電源タップはどう違いますか?
L字アダプタは、主に1本のコードの向きを変えるための小型部品です。スイングプラグ付き電源タップは、壁側のプラグを寝かせながら複数機器へ電源を分岐できます。
1500Wまでなら4個口すべて使えますか?
口数と定格は別です。4個口すべてを使う場合でも、接続機器の合計消費電力をタップの定格内に収める必要があります。
机やテレビ台の裏でも同じ考え方ですか?
基本は同じです。壁から手前へ出るプラグを下・横へ逃がし、コードを家具で挟まず、点検できる位置へ配線します。机やテレビ台では複数機器を使うことが多いため、必要な口数とコード長も確認します。
まとめ
家具裏のコンセントが当たって壁へ寄せられない場合は、家具を押し込むのではなく、プラグの向きと配線方法を見直します。
1本のコードだけならL字・縦型アダプタ、複数機器へ電源を取りたいならスイングプラグ付き電源タップが候補です。選ぶときは、薄さだけでなく、コードを逃がす方向、口数、コード長、合計消費電力を確認します。
家具裏はコンセントが隠れやすい場所でもあります。プラグやコードを圧迫せず、あとから点検できる配置まで含めて対策を決めるのがポイントです。



